首の痛み

肩こり、首の痛み
・症状
　首から肩甲骨のあたりが痛い、だるい、首を動かしにくい。
　腕から手にかけての痛みとしびれ、手や腕に力が入りにくい。
　寝違え：枕が合わなかったり、激しく寝返りをうった時に起こると考えられます。
・原因
　加齢に伴って起きる頚椎症性神経根症や頚椎椎間板ヘルニアなどにより、脊髄から枝分かれしている神経根が圧迫されて起きます。
・治療法
　首の安静、消炎鎮痛剤（痛み止め）、筋弛緩剤（コリの薬）、痛み止めの入った外用薬、トリガーポイント注射などを使う方法があります。
　慢性化している痛みには、首を引っ張ったり（頚椎牽引）、マイクロ波や赤外線などの温熱療法をします。
　首の痛みの原因が肩こりであれば手術の必要はありませんが、椎間板や骨の変形が原因になっている場合は手術が必要になることもあります。

いわゆる五十肩（肩関節周囲炎）
・症状
　ある日突然肩に痛みが起き、肩が上がらない、痛みのために眠れないといった症状で発症します。　
・原因
　肩周囲の筋肉や関節をつないでいる靭帯（すじ）の炎症です。
・治療
　痛くてもある程度肩を動かす、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、痛み止めの入った外用薬、ステロイドや軟骨を保護して炎症を抑える効果のある薬剤（ヒアルロン酸製剤）の関節注射や肩を温める温熱療法、五十肩体操などがあります。